2015年2月3日 NEWS

売春が家賃に 売春が家賃に

 ブルックリンにあるフラットブッシュアベニューの住宅街を拠点に不動産事業を展開する実業家、スチュアート・ベナー氏がフィラデルフィアにある家を売春と引き換えに愛人に与えていたことが発覚し、妻が訴訟を起こしている。
 ブルックリン区のバークレーセンター界隈で複数の事業を運営し、不動産業界の大物として知られているベナー氏。2012年にフィラデルフィアに所有する3階建ての家をおよそ100万ドルで購入した際、愛人のパナダ・プロトムタグさんに一年間の家賃契約を結ばせた。しかし、昨年1月に賃貸契約を53年まで延ばす新たな契約をプロトムタグさんと結んだが、その契約内容は「売春と引き換えに家賃は一ヶ月1ドルにする」というものだった。
 加えて、この40年契約は妻のグレース・チャン・ベナーさんを家主としており、不正行為の発覚を防ごうとしたのではないかと見られている。だが、グレースさんは夫が性行為の代わりに家を貸し出していることを知り、訴えることを決断したという。
 「この契約は家賃の引き換えに売春という淫らな不正行為を求め、ペンシルベニア州の法律を破った違法なものだ」と訴訟内容は示している。なお、ベナー氏だけでなく、意図的に売春行為に加担したプロトムタグさんも訴訟の対象になっている。

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