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ニューヨーク周辺地域の主要空港の改善を訴える団体グローバル・ゲートウェイ・アライアンスが10日に発表した「世界でもっとも忙しい30空港の比較調査」によると、地元のジョン・F・ケネディ空港(JFK)とラガーディア空港は、公共交通機関によるアクセス性では最下位と下から2番目であることが分かった。
同調査は公共交通機関を使用し空港へ移動する場合の、所要時間、費用、輸送方法、乗り換え回数を点数化し、世界の30空港を比較したもの。
それによると、1位は95点のマドリードーバラジャス空港(スペイン)で、マドリード市内から同空港までは、空港鉄道でわずか16分で移動できる。一方、JFKはデンバー空港とともに30点で最下位となった。同空港はニューヨーク市内から少なくとも一回は乗り換えが必要で、所要時間も47分と長い。またラガーディア空港とニューアーク空港は40点で、下から2番目にランクされた。特にラガーディア空港は、乗り換えが必要な上、バスの利用を含む唯一の空港であった。他の空港はいずれも、鉄道のみ、バスのみ、あるいは鉄道の乗り換えとなっている。
ニューヨーク周辺空港へのアクセスを改善するよう訴える声は長年各方面から上がっており、アンドリュー・クオモ州知事は先日「JFK同様ラガーディア空港へもエアトレインを建設する必要がある」との考えを公表している。
この機運に合わせるようにゴッサム・エアは10日、JFKとニューアーク空港へのヘリコプター送迎サービスを開始すると発表した。同サービスはスマートフォンのアプリから申し込み、最低4人集まればヘリコプターを飛ばすというもので、ローワーマンハッタンのヘリポートから両空港までひとり219ドル、初回はキャンペーンで99ドルとなる。
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