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タクシー営業許可証(メダリオン)取得資金を融資するローン会社の業績が上昇していることを受け、各経済メディアがタクシー業界の復活を報じたが、経済ニュースサイトのクレインズ・ニューヨーク・ビジネスは、これが誤りであると指摘している。
スマートフォンの配車アプリを使ったカーサービス「ウーバー(Uber)」などの登場で、タクシー業界が打撃を受けているとこれまで報じられてきたが、イエローキャブの所有者がメダリオンを取得する際に利用する主要ローン会社メダリオン・ファイナンシャルの収益報告書が好ましい結果であったため、各メディアがタクシー業界の復活を報じた。
ファイナンシャル・タイムスは、「メダリオンの利益の上昇は、タクシー業界の反撃を示す」、ニューヨーク・ポストは、「ウーバーはイエローキャブの利益にあまり影響を与えなかった」とそれぞれ報じている。
一方で同社は、メダリオン購入資金の融資だけでなく、レクリエーション用車両(RV)やボートなどの高金利のローンも取り扱っており、この利益は全体の75%以上を占めている。また、購入目的の融資で得た利益は総利益のうち20%以下だった。
昨年末のメダリオンへの融資は、2013年の2億9790万ドルから5%増の3億1190万ドルだったが、投資目録に占める割合は63%から59%に減少している。
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