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世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスの最高経営責任者ロイド・ブランクファイン氏が6日、クイーンズ区のニューヨーク市立大学ラガーディア・コミュニティカレッジの学長ゲイル・O・メロウ氏に電話で、200万ドルの寄付を申し出ていたことが明らかになった。
意欲的な新起業家に経営教育と支援活動を提供することを目的に同社が取り組んでいる「1万社の中小企業プログラム」を通じて、同社は5年前から同大学と関わっており、同氏は2013年に、同大学の卒業式でスピーチをするなど、個人的な関係も築いてきた。
同氏はスピーチで、ブルックリン区イーストニューヨークの低所得者用公営住宅で育ち、奨学金を受けハーバード大学へ進み、世界最大手の金融会社のリーダーとなった自身の生い立ちを語った。
同氏と同社上層部経営陣は昨年、米紙ニューヨーク・タイムズが連載した同大学を含むコミュニティカレッジの厳しい現状についての記事を読み心を打たれ寄付に至ったという。
同校は2年制で、現在5万人の学生が在籍しているが、その多くは移民で年収2万5000ドル未満の低所得層出身。貧困を理由に退学の危機に直面する学生を直ちに救うため寄付金を使う計画を立てており、さらに100万ドルを全米のコミュニティカレッジに寄付する計画もあるという。
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