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ニューヨーク市内に住む女性が離婚を申請する手段としてソーシャル・ネットワーキング・サービスのフェイスブックを通じて行うことをマンハッタン地方裁判所が認め、6日に米各メディアが伝えた。
離婚を申請しているのは、ブルックリン区に住む看護師のエラノラ・バイドゥさん(26)。代理人弁護士によると、夫婦は共にガーナ出身で2009年に結婚。結婚時にガーナの伝統的な結婚式を執り行う約束をしたが、バイドゥさんの夫がこれを反故にし、バイドゥさんは離婚を決断。2人が同じ屋根の下で暮らすこともなかったが、バイドゥさんの夫は離婚を拒否しているという。
バイドゥさんの夫は、11年以降無職。郵便局にも転送住所がなく住所不定の状態で、携帯電話はプリペイドを利用しているため公共料金支払いの宛先にする住所などもないという。またニューヨーク州陸運局(DMV)にも夫の記録はない。唯一、本人と連絡のつく手段がフェイスブックのダイレクト・メッセージだけのため、裁判所が今回の決定に至った。
インターネットやガジェットを扱う米ブログサイトのギズモードでは、「残念ながら、この離婚申請が“最初で最後”ということにならないだろう」と述べている。
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