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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事はこのほど観光業に関するレポートを発表し、同州は昨年度外国からの観光客数が国内最多であったことと、観光収入が過去最高の1001億ドル(約12兆円)を記録したことを明らかにした。
同レポートでは観光で訪れる人々がもたらす州と地方の消費税収入だけでも、推定78億ドル(約9500億円)に上るとし、雇用を増やして経済を成長させるために、観光業はもっとも重要な産業であると指摘している。
一方、州の観光の中心地であるニューヨーク市の昨年度の観光収入は613億ドル(約7兆4700億円)で、今年度も既に5810万人の観光客が訪れているという。
市の観光局によると、ニューヨーク市は外国からの観光客数が国内でもっとも多い街で、米国を訪れる観光客の3人に1人は同市を訪れている計算になる。また、もっとも観光客数が多い場所はタイムズスクエアで、昨年度は5000万人が訪れている。
同局は今年度、ワン・ワールド・トレード・センターの展望台やホイットニー美術館、エリス島博物館など新たにオープンした観光地のアピールに力を入れる。また、ロンドンとボストンで「ハローサマー」と銘打ったキャンペーンを行う予定で、ニューヨークの夏季おすすめの観光スポットを紹介する。
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