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タクシー・リムジン委員会(TLC)がこのほど発表したデータによると、市では近年イエローキャブの利用が減少しているという。
2012年4月と15年同月の、一日のタクシー利用数を比較すると、51万5910回から43万5459回へと約8万も減少していた。14年4月〜15年4月までの1年間だけでも、10.6%減少している。また、12年と15年1月の利用回数は14.9%、2月は20%、3月は17%とそれぞれ減少していた。
ニューヨーク大学ルディンセンター・フォー・トランスポーテーションによると、配車アプリを使ったカーサービス「ウーバー(Uber)」や「リフト(Lyft)」の進出が減少の要因だと考えられている。市では11年以来、約2万5000台の個人タクシーが走行を始め、1日平均10万回利用されているという。一方、TLCは、減少の理由を①地下鉄利用の増加②グリーンキャブの導入③配車アプリを使ったカーサービスの進出④17%の運賃値上げ―と考えている。
イエローキャブの利用数は減少しているが、12年に運賃値上げを実施しているため、売上自体には影響がないという。実際、12年4月の一日平均売上とクレジットカードによるチップ支払いの合計額は640万ドル(約7.9億円)だったが、15年同月には700万ドル(約8.6億円)に上昇している。また、1回の利用での走行距離が伸びているため、それも利益の向上につながっているという。
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