誰しもが感じたことのある、空腹時の苛立ちや不快感。この原因は、脳から発信される〝偽りの空腹〟という信号にあるようだ。
まず、体が必要な主な栄養素は広く知られている通り、炭水化物、たんぱく質、脂質の3つ。炭水化物は糖質とも呼ばれており、ブドウ糖や果糖などがこれにあたる。これらの栄養素はそれぞれ、糖質、脂質、アミノ酸となり体内に吸収され、脳や神経系のエネルギー源、筋肉や臓器、血液やホルモンなどの構成成分となる。
十分な食事を摂ったのに、数時間してすぐに空腹を感じたことはないだろか。これは、食事を摂ると血糖値が急上昇し、体はインスリン(膵臓で作られるホルモン)を大量に分泌して血糖値を下げようとするため。この血糖値の低下に対して、脳が〝体に必要なエネルギーが不足している〟と判断し、〝偽りの空腹〟信号を送る。そして、これがもとで苛立ちや不快感を感じてしまい、さらに集中力が低下し、簡単なミスを起こすことにもつながる。
脳はブドウ糖だけをエネルギー源としているため、脳によるエネルギー不足で感じる〝空腹〟感は、カロリーが不足しているものではない。食後に間食をしたにも関わらず「食べなくても、良かったのでは」と後悔する、または、脳だけが空腹を感じている状態であるため、食べ始めるとすぐに満腹になってしまい全然食べられないという結果を招く。飲酒後にラーメンやお茶漬けなどが食べたくなるのも、この〝偽りの空腹感〟の影響。これらの行為は、カロリーの過剰摂取となり、肥満にもつながるので注意したい。
では、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足したら、脳は働かなくなってしまうのか? と考えてしまうが、近年の研究で「ケトン体」という物体が、脳のエネルギー源になることが判明した。炭水化物などの糖質の摂取を制限した時に体内で発生する物質で、ブドウ糖よりも優れたエネルギー源であると言う見解もあるという。
私たちには、困ったことに本物の空腹と偽りの空腹の違いが分からない。しかし対策として、何も食べていない場合の〝本当の空腹〟時にはしっかりと食事をする。食後に感じる〝偽りの空腹〟には空腹感や苛立ちと戦い、本当に食べるべきかを考えよう。参考:www.theconversation.com/us
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