2015年9月21日 NEWS DAILY CONTENTS

知事 VS 市長 世論調査実施 NYの利益を損なう争い

両者の不仲報道について、知事は「市長との関係が公務に影響することはありえない」と答え、市長は「知事に対しては今後も言うべきことは言う」と地元紙に語った(photos:MTAPhotos, Public Advocate Bill de Blasio)


 コネチカット州クイニピアック大学がニューヨーク州民に行った最新の世論調査によると、有権者の多くが、アンドリュー・クオモ知事とビル・デ・ブラシオ市長は実際に不仲であり、両者の争いは州や市民の利益になっていないと感じていることが分かった。 
 その調査によると、「不仲の知事と市長は公共の利益優先に協調し仕事に臨んでいるとは言えない」との質問に「はい」と答えた州民全体では57%、「いいえ」は15%で、そのうち市民では「はい」が61%、「いいえ」が21%となった。
 また、「不仲はマスコミの噂ではなく事実だ」と答えた州全体の有権者のうち、78%が「この関係は州にとって不利益だ」と答えた。
 同様に、61%が「この争いの勝者は知事だ」と回答しており、市長だとする答えはわずか9%にとどまった。さらに「市長は市の課題を立法化するために、州議会を説得する努力が足りない」と州全体の35%が答えたのに対し、「知事が市長の努力を阻んでいる」との答えは32%に上った。

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