2015年9月21日 NEWS

空港セキュリティで犯罪多発 チェックポイントに要注意

 ジョン・F・ケネディ国際空港で19日、出国時のセキュリティ検査時に乗客から現金を盗んだとして、空港職員が逮捕されていたことが分かった。
 警察によると、逮捕されたのはジョー・バンガー容疑者(37)。同日午後10時半ごろ、同空港ターミナル1で手荷物検査を通過する乗客の財布から61ドルを盗んだという。検査直後に財布の中身を確認し、異変に気づいた乗客がその場で空港職員および警察へ届け出たことで発覚した。
 警察はただちにセキュリティカメラの映像を解析。X線の機械に通すためにベルトコンベアーで運ばれる財布から、容疑者が現金を抜き取りポケットに押し込む様子が確認され、あえなく御用となった。
 米同時多発テロ発生により導入され、厳しくなったTSA(米国土安全保障省の運輸保安庁およびそのセキュリティシステム)だが、その担当職員による犯罪が後を立たない。今月初め、カナダ人乗客の高級時計を盗んだとして、空港職員が逮捕されていた。また先月には、より詳しい身体検査が必要であるとして、男性空港職員がトイレで女子大学生乗客の身体を触るなどする事件が起きていた。

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