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コーヒーショップチェーン大手のスターバックスが、2020年までに使用するすべての卵を「平飼い卵(ケージフリー)」に切り替える方針を発表した。
「平飼い」とは従来のケージ飼いではなく、親鶏が鶏舎内を自由に動き回ることができるよう飼育する方法。スターバックスは08年より平飼いで飼育された鶏が産卵した卵への切り替えを順次進めており、このほど発表した方針では5年後の20年までに、米国内の全店舗で使用する卵をすべて平飼い卵にするという。「安定的な平飼い卵を確保するため、卵を提供する農家と話を進めており、20年までには目標に達することができるよう精一杯努める」とスターバックスは述べた。
昨今の米国では、高まる消費者の健康志向に応えようと、ストレスや運動不足で病気になりやすく抗生物質に頼りがちになるケージ飼いの鶏から産まれた卵の使用を止め、平飼いで飼育された鶏の卵に切り替える企業が続出している。マクドナルドやバーガー・キングが、既に平飼い卵への切り替えを発表している。
一方、スターバックスがこの方針に舵を切ることで、平飼い卵が品薄になるのではと懸念が出ている。
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