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ニューヨーク市警察(NYPD)は今月より、信号無視をする歩行者に対して指導を始めることを発表した。チケットを切るなどして、違反者には罰則が与えられる。
これは、先月クイーンズ区フラッシング、メインストリートとキセナアベニュー付近で、年配の女性歩行者がバスにひかれて死亡した事件を受け、NYPDが同区で行うもの。第109管轄署に所属する警察官は、今週よりさまざまな言語で書かれた案内パンフレットを配り理解を深めようと、地元の人々へ注意を呼びかけた。このキャンペーンは、2週間にわたって行われるという。
ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長の広報担当は取材に対し、「既に市民からの反響がある。なぜ歩行者を取り締まり、罰するのか、という意見だ。しかし、信号無視は歩行者自身を危険にさらすだけでなく、ほかの歩行者や運転手などを危険にさらす重大な違反の1つ。今後はこれをきちんと取り締まり、交通事故を減らしていく」と述べている。
市が、信号無視などの歩行者の違反の取り締まりを強化するのは、これが初めてではなく、ことしのあたまにもキャンペーンを行っている。ニューヨーク・ポストが報じた調べによると、ことしの1〜2月だけで、市は警察と連携して452人の違反歩行者にチケットを切っている。2014年の同時期に切られたチケットはわずか50で、13年では年間で計531枚だった。
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