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ニューヨーク州都市交通局(MTA)がこのほど発表した最新の運行データによると、ニューヨーク市の地下鉄は先月の1カ月間で、平日の運行本数のうち40%が遅延しており、週末でも28%にのぼることが分かった。
昨年同月の本数と比較すると、平日は3万8317本から約5万本へと遅延数が増加し、週末も9900本から1万3750本へと増えている。
MTAによると遅延の原因として最も多いのが混雑によるもので、乗客が多く混雑したホームで乗降に時間がかかり過ぎることが、月に2万本以上の遅れにつながっているという。また信号機の故障、建設作業、乗客の迷惑行為が遅延の原因となっているほか、9月には乗客の急病により3000本の遅延が生じた。たとえ30秒の遅延でも、後続の7、8本の列車に影響が出るという。
同データでは、最も遅延が多い線として5、6、Aの3線が挙げられている。6番線においては遅延を減らすための対策がとられ、その結果一日のうちで予定通りに運行した電車の割合が70%にのぼる日が3月はゼロだったのに対し、9月は10日間ほどに増加したとも報告されている。また、FとRでも週末の運行状況がこれまでよりそれぞれ10%と9.7%に改善した。MTAは名誉挽回とばかりに、各線の遅延対策に乗り出しているという。
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