2015年11月26日 NEWS

妊婦を殺害し胎児取り出す 幼馴染みの犯行に衝撃

 ブロンクス区で20日、22歳の女が妊娠している友人を殺害し、子宮を切り裂いて胎児を取り出すという事件が起きた。
 同区ウェイクフィールド、モンティセロ・アベニューに住むアシュリー・ウェイド被告は同日午後2時30分ごろ、妊娠8カ月半だった友人のアンジェリク・サットンさんの首を絞めて殺害した後、喉と腹部を刃物で刺し、子宮から胎児を取り出した疑いで殺人、過失致死、武器不法所持の罪で起訴された。
 同被告は事件当初、通報を受け駆け付けた警官に、胎児は自分の子どもであり出産したばかりだと話していたが、その後、サットンさんが刃物で襲ってきたためもみ合いになり、刃物を取り上げて刺し、胎児を救うために腹部を切り裂いたと正当防衛に供述を変えた。同被告は交際相手や家族、友人などに、過去9カ月の間、自分が妊娠中であると嘘をついていたという。同被告は現在、エルムハースト総合病院で精神鑑定を受けている。
 来月2日に出産が予定されていた胎児は命を取り留め、ジェネシスちゃんと名付けられた。同被告とサットンさんは幼馴染みで、最近になってフェイスブック(facebook)で再会し、ベビー服を一緒に買いに行くなどしていたという。
 ウェイド被告は検査を拒んでおり、妊娠しているかどうかについて警察は把握していないという。また、同被告は最近赤ちゃんのことで頭がいっぱいのようだったという。

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