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2015年にニューヨーク市を訪れた観光客の数は6000万人を突破し、6年連続最多観光客数の記録を更新したことが21日、分かった。また、この記録によって同市は全米で最も観光客の多い都市となった。
ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長はこれを受けて、公式の取材に対し「ニューヨーク市は全米で最も観光を楽しめる街。これからもこの5区が世界中の人々に愛される街であり続けるために前進していく」と述べている。また、昨年は同市がイスラム国によるテロの標的となっていたことやフランスのパリで同時多発テロが起きたことを受け、「それでもニューヨークに多くの人が訪れ、最も安全な街の1つであると印象づけられた。この数字を記録できたことは、同市にとって大変意義深い」と付け加えた。
テロの脅威にさらされた年末にも、メイシーズのサンクスギビングデー・パレードやタイムズスクエアのニューイヤーズ・カウントダウンといったイベントを同市で楽しむため、多くの観光客が訪れていた。
観光客のおよそ5分の1である1200万人が海外からの来訪者で、英国、カナダ、ブラジル、中国の順で多くの観光客が市を訪れているという。特に中国からの増加は著しく、昨年7月にはニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が、2014年度には観光収入が同州過去最高の1001億ドル(約12兆円)を記録したことを発表していた。
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