2016年1月28日 NEWS DAILY CONTENTS

ブルームバーグ氏は「ふさわしくない」 所得格差問題には不向きとの見解

ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は25日、米大統領選への出馬が噂される資産家で前市長のマイケル・ブルームバーグ氏は、「大統領にはふさわしくない」との意見を述べた。
 各メディアが先週、ブルームバーグ氏は、同じく資産家であるドナルド・トランプ氏やテッド・クルーズ氏が共和党候補に、また、バーモント州議会上院議員のバーニー・サンダース氏が民主党候補に選ばれた際には、10億ドルの個人資産を費やし、無所属候補として立候補を検討していると報じた。
 所得格差の解決を主要政策として掲げているデ・ブラシオ市長は、「ブルームバーグ氏が市長就任中にいくつかの功績を遺したことは認めるが、資産家のブルームバーグ氏が大統領に就任しても、米国の有権者が求めている所得格差の問題解決には適任でないだろう」と述べた。
 メキシコ人やイスラム教徒、女性に対する問題発言で議論を醸した、共和党候補指名を狙うトランプ氏については、不適切な発言を繰り返す同氏は米国の大統領にはなれないと批判した。
 一方、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官については、労働階級を欺く現在の体制を批判する同氏の発言を取り上げ、支持の姿勢を見せた。クリントン氏が候補指名に敗れた場合でも、民主党候補者を支持する意向であることを表明している。

David Shankbone

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