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22日の夜からこの冬初めての大雪に見舞われたニューヨーク市では、公共交通機関が地下鉄の一部区間を除き、全ての運行を停止した。多くの市民は身動きできない状態だったが、マンハッタン区ワシントンハイツに住む看護師のシャンテル・ジャバテさん(32)は、吹雪の中ブロンクス区リバーデールの勤務先まで約1マイル(約1.6キロメートル)の距離を1時間以上歩いて出勤し、称賛されている。
勤務先の介護施設、ヒブリューホームの責任者モシデ・ラティグリアノさんによると、当日自宅から出勤したのはジャバテさん1人だけで、悪天候を予想して前日から泊まり込んだスタッフ数人を除くと、出勤予定だった50人以上の看護師が欠勤した。このため840人以上の高齢の入居者を抱える同施設は大幅な人出不足となり、ジャバテさんは2回連続の勤務シフトとなった。それにもかかわらず、疲れた顔も見せず笑顔で勤め上げたという。
3歳の娘を育てるシングルマザーのジャバテさんは、代わりに子どもの面倒を見てくれる人を探し、この日の勤務に備えたが、公共交通機関が停止することまでは予想しておらず、ニュースを聞いた時には休もうかと一瞬考えた。しかし「自分を待っている多くの入居者の顔を思い浮かべ、看護師の使命を果たそうと家を出た」と取材に答えている。

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