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ニューヨーク州保健局(DOH)は28日、ニューヨーク州内で新たに2人へのジカ熱の感染が確認されたことを発表した。これで同州内での感染者は計7人となり、うちニューヨーク市内で3人の感染者が確認されている。また市内感染者の1人は妊娠中の女性だという。
いずれの感染者もジカ熱が流行している国を訪れ感染し、ニューヨークへ戻った後に感染が分かった。西ナイル熱や東部馬脳炎のように、トリの血を通じて蚊が媒介すると考えられており、感染を防ぐ対策としては多くの蚊が発生する国、地域、季節で過ごす際には長袖や長ズボンを着用すること、虫除けスプレーなどを正しく使用することが推奨されている。
DOHのハワード・ザッカー局長は、「ニューヨークも気温が上昇して、暖かい季節となれば、蚊の活動は活発になる。予防や感染阻止はジカ熱だけに限らないが、引き続きニューヨーカーの健康を維持するために万全の対策をとる」と述べている。
蚊の活動のほぼない冬のニューヨークで感染が確認されたことを受け、蚊ではなく性行為によっての感染(STI)を疑う声もあったが、米疫病予防管理センター(CDC)は、「そのような証拠は確認されていない」と報告している。
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