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先週末ニューヨークを襲った大雪の日に飼い犬を屋外に放置したとして、その飼い主がニューヨーク市警察(NYPD)から罰金を科せられた。
積雪が約34インチ(約86センチメートル)にもなった23日、「屋外に放置されたままになっている犬がいる」という説明とともにその動画がフェイスブック(Facebook)にアップロードされた。この動画を投稿したブルックリン区クラウンハイツに住むエベリン・タリー・コスタさんによると、この犬は過去10年間外で飼育されており、夜間吠えることもあったという。近隣住民からは虐待を疑う声も出ており、通報を受けたNYPDの警官が家を訪れることもたびたびあったという。
動画はすぐに拡散され、視聴者から犬の救助を求める声が寄せられたため、24日にはNYPDと米国動物虐待防止協会の職員らが飼い主の家を訪問し、「劣悪な環境で犬を虐待している恐れがある」と罰金を科した。その動画の再生回数は29日の時点で45万9000回に達した。
NYPDは飼い主の犯罪行為が認められない以上、逮捕することはできず、注意勧告と罰金を科すことしかできないと話しているが、これに対し動物愛護団体は「動物の虐待に関しては法律が定められていないため、警察もこれ以上踏み込めないという現状がもどかしい」と述べた。同団体はこれからもこの飼い主を監視するとともに、犬を飼育する全ての人に対し、寒さの厳しいときはできるだけ屋内で飼うよう呼びかけている。
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