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マンハッタン区のニューヨーク州高位裁判所は24日、飲食業界団体の訴えを退け、チェーン展開するレストランの塩分含有量が高いメニューに警告表示を義務付けるという、市の条例を支持する判決を下した。
昨年12月に施行となった同条例は、15店舗以上の支店を有するレストランチェーンに、1日の塩分摂取量の上限とされる2300ミリグラムを超えるナトリウムが使用された料理メニューの隣に、警告マークを表示することを義務付けるもの。血圧の低下や心臓発作、脳卒中のリスクを下げるなど市民の健康増進を目的としたもので、警告マークには黒い三角形に囲まれた塩の容器がデザインされている。
ニューヨークでも人気のチポレやアップルビーズといったレストランチェーンでも、該当する商品が提供されている。またレストラン以外にも、映画館や球場の売店などでこの規定が適用される。
この条例を受けて、50万店以上の飲食店が加入する飲食業界団体、全国レストラン協会は、レストランの経営者に不当な負担を強いるとして、暫定的差し止め命令を求めていたが、同裁判所はこの申し立てを退けた。
3月1日以降、違反者には200ドルの罰金が科される。
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