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世界最大規模のクラシファイドサイト、クレイグズリストのハウジング詐欺についての調査結果が2月に発表されたことを受け、同社は不審な賃貸物件を削除し、サイトで注意を促している。
ニューヨーク大学のデーモン・マッコイ准教授とその研究チームによって行われた調査によると、同サイトに記載されている物件のうち1〜2%ほどにあたる約3万件がハウジング詐欺であることが判明した。同調査はニューヨーク市を含む20の都市にある物件を対象に行われ、詐欺の内容は、投稿されている物件が存在しなかったり、投稿者の所有物でない物件が紹介されている、または不正に賃貸料などを請求してくる、などの事例が挙げられたという。「1〜2%であれば大した問題ではないようにみえるかもしれないが、実際の詐欺物件数はこれよりはるかに多いだろう」とマッコイ准教授は述べている。
クレイグズリストは、この調査によって詐欺だと判明した不審な物件の半数ほどは既に摘発され、サイトから削除したと発表している。「きちんとした物件はすぐに借り手が見つかることが多く、安いにも関わらずサイトに長期間記載されたままのものや、大家が物件を見せるのを拒否するような場合は特に警戒してほしい」とし、実際に物件を見に行くまで決して賃貸料の送金などはしないよう呼びかけている。
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