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17日付のニューヨーク・ポストによると、児童の登下校時に通学路に立ち、通学における安全確保に当たるニューヨーク市のスクールガードに勤務態度が怠慢な者が多く、その代わりにニューヨーク市警察(NYPD)が代理として働いていることが問題となっている。
市内にスクールガードは約2400人いるが、天候が悪いと休みを取る職員が多いという。そのため、たびたび人手不足が生じていることについて、ビル・デ・ブラシオ市長がNYPDのビル・ブラットン本部長に対策について相談したところ、NYPDの警官が配置されるようになったという。
しかし、この事態を受けて保護者や住民らから批判の声が上っている。ブルックリン区クラウンハイツの住民は「犯罪が頻発し、治安が悪い地域において警官はもっとほかにやるべきことがあるだろう」と話しており、近くの学校に子どもを通わせている親も「わざわざNYPDをスクールガードとして働かせず、学校職員に頼むこともできるはずだ」と述べている。
スクールガードとして週20時間以上働くと、年金の受給資格を得られたり、健康保険に加入できるほか、月に有給休暇が1日取得できる。市はこの待遇を妥当と考えているが、スクールガードたちの勤務態度を改善する対策の1つとして、時給を現在の11.79ドルから12.18ドルに引き上げることを検討している。
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