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25日付のメトロ・ニューヨークによると、先月13日ブロンクス区で、家庭内暴力の調査のためにアパートビル内で聞き込みを行っていたニューヨーク市警察(NYPD)の警官が、このビルに住むイボンヌ・ロサドさんの飼い犬である4歳のピットブル、スパイクを射殺する事件があった。ロサドさんは現場の状況を記録した防犯用ビデオの映像を証拠として提出し、市を相手取り損害賠償を求める訴えを起こした。
公開された映像によると、警官が訪れたためロサドさんがドアを開けると、スパイクも尻尾を振りながら外に出て行ったが、これを見た警官は階段まで後ずさりすると急にピストルを抜いたという。それを見たロサドさんは、「とても人懐っこい犬だから大丈夫」と呼びかけたが、それにもかかわらず警官は発砲し、スパイクの頭部を撃って射殺した。
この事件について、NYPDはこの警官の名前を公表しておらず、代理で広報担当者が「事件は現在調査部が検証を行っており、結果はNYPD内の組織、銃器取り扱い審査委員会にかける予定となっている」とだけ回答した。
ロサドさんは取材に対し、「警官は今回の事件後、耳鳴りのため病院で治療を受けたと聞いたが、私の娘は、愛犬を殺されたショックのため、今も精神科でセラピーを受けている」と怒りをあらわにしている。

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