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23日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク・タイムズがことし後半までに、大規模なレイオフを予定しているという。
レイオフの対象となるのは数百人程度で、アーサー・シュルツバーガー・ジュニア会長兼発行人などの経営側は退職金などに関し、既に労働組合と交渉を開始したという。時期は、ブラジルでのオリンピックが終了する8月21日または、大統領選挙のある11月8日以降という見方が有力である。
労働組合側は、退職金などの縮小については交渉中であると認めているが、レイオフについては初耳としている。また、この2月に経営側のディーン・バケット編集主幹から提出されたメモには、記者や編集に疲労と混乱がみられ、編集部門の見直しが必要とされているがレイオフについては言及がないという。
いずれにせよ、経営側がビジュアルを重視した媒体、ライブニュースのブログ、ポッドキャストなど続々登場する新しい競争相手に対して脅威を抱いているのは確かなようで、数百人単位のレイオフという抜本的改革の必要があると判断したとみられる。
一方、とある年俸調査サイトによると、同社マーク・トンプソンCEOの昨年の年俸は870万ドル(約9億7000万円)で、労使間の溝は深まるばかりだ。
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