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1日付のニューヨーク・タイムズによると、4月にクレジットカード詐欺で逮捕、起訴されたラップグループのメンバーによる犯行の詳細が、起訴状により明らかになった。容疑者らは、犯行をほのめかす歌詞の曲を発表したり、ソーシャルメディアに投稿するなどして、自らの犯行を自慢していたという。
マンハッタン地区検察局によると、この犯罪に関わったとして逮捕されたメンバーは30人以上に上り、このほど11人の主要メンバーが重窃盗の罪で起訴された。被告らは違法サイトから買い取った個人情報を使用してクレジットカードを偽造し、仲間を誘って、55日間にわたりバーニーズ・ニューヨークやサックス・フィフス・アベニューで高級衣料品などの購入を繰り返した。被害総額は26万9000ドル(約3千万円)相当で、買い物に使用した偽造カードは2000枚を超えた。
また、主犯格の21歳の男は、入手したブランド品を自慢する歌詞を書き、新曲として発表したり、札束を見せびらかす写真をフェイスブックに掲載していたという。
ニューヨーク市警察(NYPD)は、近年こうした素人の集団による金融詐欺事件が多発しており、「映画や音楽をダウンロードするのと同じ感覚で個人情報を違法入手する若者が増えている」と警告する。
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