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15日付のニューヨーク・タイムズによると、ニューヨーク市が新たな交通手段として開発している「シティワイド・フェリーサービス」の具体的な構想が明らかになり、計画が着々と進んでいることが分かった。
ビル・デ・ブラシオ市長は就任してから、公共交通機関の整備を政策の1つとして掲げており、総額約3億2500万ドル(約340億円)を予算とし、新しいフェリーサービス開始に向けて取り組んでいる。市は今年、既に600万ドル(約6億3千万円)を投資して4本のフェリー航路を整備した。2017年までにブルックリン区やクイーンズ区アストリアなどを結ぶ、新たな航路3本も追加され、運航を開始する予定。18年にはマンハッタン区ローワーイーストサイドで運航ルートを順次追加し、最終的にはブルックリン区のネイビーヤードエリアも整備し、新しくできるターミナルは合計で14カ所となる。
市経済開発公社(NYCEDC)のアリーシャ・グレン氏は、「市内の移動手段として、多くの人が19世紀に建設された地下鉄を利用しているが、当時と今では環境も乗客数も全く違う。現代のライフスタイルに合った新たな交通手段が必要だ」と述べた。
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