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12日付のCBSニューヨークによると、同日午前、ブルックリン区ベッドフォード・スタイブサントの路上で、合成大麻「K2」を摂取したとみられる症状のある33人が発見される事件があった。昏睡状態に陥って道端に座り込んだり、意識がもうろうとした様子のまま車道を徘徊するなど異常な行動を取り、その後全員が検挙された。
午前9時半ごろ、現場を目撃した近隣住民の通報により、ニューヨーク市警察(NYPD)と救急救命士が駆け付け、中毒症状のある33人全員を病院へ搬送した。別の近隣住民は取材に対し、「まるでゾンビが出てくるホラー映画の1シーンのようだった」と、事件当時の状況を説明している。
33人の身元や容態は明らかにされていないが、NYPDは、検挙時の状況や中毒症状の比較的軽い者からの事情聴取により、全員がK2を使用していたものとみている。
これを受け13日、市内にあるACI薬物治療センターの代表は「K2は合成大麻と呼ばれているが、厳密には大麻ではなく成分を近付けた合成麻薬のこと」と説明。死を招くこともある危険な薬物にも関わらず大麻と同程度の薬物と思っている人が多いとし、K2について誤解が生じていることに警鐘を鳴らしている。
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