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26日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、マンハッタン区の歯科医がレビューサイト、イェルプ(Yelp)に悪評を投稿した患者に対して訴訟を起こしていたことが分かった。
同区ミッドタウンでデンタルクリニックを運営する歯科医のニマ・ダヤニ氏は、2012年からこれまでにイェルプに悪評を投稿した5人の患者に対し、名誉毀損と営業妨害で5~10万ドル(約524~1050万円)の損害賠償を求めて訴訟を起こしている。
そのうちの1人は、保険の保障内容について誤った情報を得たとしていたが、治療費の一部を支払った上、今後は悪評を投稿しないと約束したため、訴訟は取り下げられた。また、ほかの2人とは和解が成立している。しかし、治療まで1時間待たされて上司から処分を受けたと投稿したブルックリン区の女性と、賄賂の提供を受けたとしているマンハッタン区の女性とは、いまだ係争中だという。
同クリニックは、「虚偽の評価を投稿した場合や金銭を要求するような場合は訴訟を起こす」と公表している。これに対し今週、イェルプ側は「訴訟制度を乱用した法的脅迫だ。憲法で保障される言論の自由を妨害しようとしている」として、注意を勧告した。
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