2016年10月3日 NEWS

ライター通り魔、女性に火  マンハッタン区で6件連続

 9月29日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、マンハッタン区で通行人の女性が見知らぬ男にライターで火を付けられるという事件が続出しているとニューヨーク市警察(NYPD)は同日、発表した。
 同10日、同区東14丁目のユニオンスクエア駅近くを歩いていた女性(31)の腕に男がライターの火を近付けようとしたが、目撃した通行人が大声を出して女性に知らせたため、けがはなかった。男は笑みを浮かべその場から逃走したという。
 女性は同26日になって被害届を提出し、これ以外にも最近市内では同様の事件が6件連続して起きていたことが分かり、NYPDは同一犯とみて捜査を進めていた。
 最初に報告があった事件の被害者がイスラム教徒の女性旅行者(36)だったため、NYPDは当初、イスラム教徒へのヘイトクライム(憎悪犯罪)とみていた。しかし、その後に報告された同様の事件の被害者がイスラム教徒に限られていないことから、女性をターゲットにした犯行へと見方を変えた。
 一方、同16日には、これらの事件と同じ手口で10代の少女の服にライターで火を付けようとした少年(14)が、ヘイトクライムに基づく暴行未遂などで起訴されている。
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