建物の屋上から転落死 BK区の少年、大麻吸引

 26日付のニューヨーク・ポストによると、ブルックリン区ブッシュウィックで少年2人が24日夜、4階建ての建物の屋上から落下し、1人が死亡する事故が起きた。
 死亡したのはラメ・ピエール=ルイスさん(13)。友人のカルロス・アダムスさん(15)は重傷を負ったものの一命を取り留めた。カルロスさんの父ケネス・アダムスさん(62)によると、2人は屋上で大麻を吸っていたところ、屋上に不法侵入者がいると警察へ通報されたと聞きつけパニックになり、ビルから隣のビルの屋上に飛び移って逃げようと試みたという。しかし、ビルの向こうには何もなく2人は路地へと落下した。
 ピエール=ルイスさんは頭と体を強く打ち、搬送された近くの病院で死亡が確認された。カルロスさんはピエール=ルイスさんの上に落ちた可能性があり、骨盤、腕、脚を骨折したほか、脳震とうを起こしたが命拾いした。「体中が痛み、歩ける状態ではない」とケネスさんは息子の容態を説明した。
 カルロスさんは工業高校に通い、フットボールやバスケットボールの選手として活躍していた。将来はスポーツ奨学金を得て大学で建築を学びたいと希望していたが、今回の事故の影響は計り知れない。
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