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米移民局(USCIS)は7日、3日に開始した今年度(2018年)のH-1Bビザへの応募が定員に達したと発表した。わずか4日で応募枠の8万5000が埋まったことになる。7日、各メディアが報じた。
H-1Bビザの年間の合計発行数は制限されており、また、応募要項には「その年のビザ発行数が規定数に達していないこと」と定めているため、今年度の応募はこれで終了となる。ただし、大学や非営利団体勤務ベースの申請は除外されるため、移民局は引き続き応募を受け付けている。トランプ政権発足後、H-1Bビザ申請動向には注目が集まっていた。
「高給取り」優先にビザ発行か
「America First(米国が第一)」を政策の全面に打ち出すトランプ大統領が最初に着手したビザがH-1Bビザだ。米メディアによると、移民局はこれまで、書類選考後に抽選でビザを割り当てていたが、トランプ政権は現在、書類通過者を対象に 「高給取り」から優先にビザを出す方向で調整しているという。その証拠に「プレミアムプロセス」と呼ばれる抽選方式は凍結中だ。「高給」の目安は、年収で10万ドル(約1100万円)。IT大手ではこれにより取得の可能性が高まるため、歓迎する声も上がっている。

米移民局は、今回の応募総数を公表していないが、CNNは7日、17年度への応募は23万6000だったと伝えている
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