「ゴッドファーザー」制作秘話 トライベッカ映画祭でコッポラ監督ら披露

 【4月30日付ゴッサミスト】毎年恒例のトライベッカ映画祭で4月30日、1972年の名作映画「ゴッドファーザー」の主な出演者と監督が一堂に会し、制作にまつわる秘話を披露した。
 出席したのは、俳優のロバート・デ・ニーロさん、アル・パチーノさん、ジェームズ・カーンさん、ロバート・デュバルさん、ダイアン・キートンさん、タリア・シャイアさんとフランシス・フォード・コッポラ監督。コッポラ監督は同作について、「原作を初めて読んだ時、とても長くてつまらなかった」と告白。配役については、プロデューサーが「背が低い」という理由でパチーノさんの起用に難色を示したという話が出ると、パチーノさんは「そんなところだ」とおどけてみせた。また、「三男のマイケルより長男のサニー役の方が合っていると思った」と明かした。
 結婚式のシーンでは、「皆酔っ払ってあちこち大混乱。『俺達はおしまいだ』『史上最悪の映画だ』などと嘆いた」と撮影当時を振り返った。
 デュバルさんは、カーンさんが撮影現場で故マーロン・ブランドさんによくジョークを言っていたこと、またブランドさんがそれを聞いて、くすくすと笑っていたことを、ものまねを交えて語り、会場の笑いを誘った。

フランシス・フォード・コッポラ監督(photo: FICG.mx)

フランシス・フォード・コッポラ監督(photo: FICG.mx)