罰金総額が史上最高を記録 駐車違反やごみの投げ捨てなど

 【3日付amニューヨーク】ニューヨーク市のスコット・ストリンガー会計監査官が3日発表した報告書によれば、市の2016会計年度の駐車違反や、ごみの投げ捨て、騒音などに対する罰金額が史上最高の9億9300万ドル(約118億円)に達していたことが明らかになった。
 13会計年度のこれらの違反に対する罰金総額は8億1100万ドル(約913億円)だったが、その後、駐車違反を中心に違反件数が増加を続け、市は昨会計年度、駐車違反に対する罰金額が5億4500万ドル(約613億円)に達した。ごみの投げ捨てや建築法違反、騒音などの「生活の質を悪化させる違反」に対する罰金が1億8400万ドル(約207億円)と2番目に大きかった。
 市は13年、食品の調理に関連しない違反に対する飲食店への罰金額を削減し、違反の数が少ない飲食店への罰金を免除したため、12年から16会計年度の間に飲食店への罰金額が2700万ドル(約30億円)減少した。
 また、ビル・デブラシオ市長が、「スモール・ビジネス・ファースト制度」を開始し、起業家がウェブサイトで許可申請を行えるようになったことで、ビジネス関連の違反も減少していた。

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