地下鉄車内で乱闘、男性刺される 市警、容疑者情報に3500ドル

 

地下鉄車内で乱闘、男性刺される
市警、容疑者情報に3500ドル

事件が起こった53丁目/レキシントン駅(Photo:PrecipiceofDuck/https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lexington_Avenue-53_St_Plaza_entrance.jpg)

 

7日早朝、マンハッタンの地下鉄で乱闘があり、走行中のE線車内で男性(34)が背中を刺された。刺した容疑者とは以前からの知り合いで、乱闘の原因は不明。車両が53丁目/レキシントン駅で停車すると、容疑者は友人2人と逃走し、クイーンズ行きの別の地下鉄車両に飛び乗った。病院に運ばれた男性の容態は安定しているという。

市警(NYPD)は同日夜、容疑者の逮捕につながる情報に対し、3500ドルの報奨金を出した。また、Xで情報提供を呼びかけるとともに、容疑者の動画を公開した。E線の車両内には血だまりが残っていた。この事件が起きてから数時間後、ブルックリンでも男性(22)が刺され、殴られる事件が発生した。

いずれの事件も、頻発している乱射事件など銃関連の犯罪を防ぐため、AI(人工知能)技術を搭載した金属探知機を地下鉄駅に試験導入する過程で発生した。NYPDの最新データによれば、地下鉄など公共交通機関で2023年に発生した重犯罪の件数は、パンデミック以前に比べ53%急増。19年は373件だったのに対し、570件に上った。ただ、3月に入ると、犯罪全体は23.5%減少した。その原因について、NYPDは、1000人の制服警官を投入したためだと分析している。(7日、ニューヨークポスト

 

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