2017年8月21日 NEWS DAILY CONTENTS

教員資格取得、簡易化へ? NY州のチャータースクール

【17日付DNAインフォ】ニューヨーク州で、チャータースクールでの教員資格取得の簡易化が検討されている。
 公立校の教員になるには通常、大学で教育学修士号を取得後、州の資格試験に合格し、教育実習を完了する必要がある。民間からの意見や調査を基に審議中の新たな計画では、修士号は必要なく、30時間の訓練と100時間の教育実習のみでチャータースクール教員の免許が取得できる。チャータースクール側は、教員不足の中、幅広い大卒の人材確保につながると歓迎しているが、州教育局の幹部や教員組合側は、「教職を甘く見ている」と激しく非難している。同局のベティ・ロサ理事長は16日、「2層構造のシステムを生み出すことになる。教職を侮辱している」と厳しく批判した。
 チャータースクールでは現在、教育学修士課程であれば、教員資格を持たない学生を教員として15人まで雇うことができるが、それ以外は、教員免許が必要となる。
 ニューヨーク州立大学(SUNY)チャータースクール研究所は先月、チャータースクールが独自の資格制度を採用することを許可する新規則を発表していた。9月上旬の調査および審議期間終了後、SUNYのチャーター委員会が承認の可否について投票する予定だ。

Bart Everson

Bart Everson

 

RELATED POST