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【8月28日付ニューヨーク市発表】ニューヨークのビル・デブラシオ市長は8月28日、たばこの値上げを含む喫煙者数削減を目指す7つの条例案に署名した。市の人口に占める喫煙者の割合は2002年の21.5%から15年には14.3%に減少しているが、いまだに90万人の喫煙者がいる。同条例は、喫煙者数を20年までに16万人に削減することを目的にしている。
コリー・ジョンソン議員(民主)らの提案による新条例は次の通り。①全てのたばこ製品の最低価格を引き上げ、紙巻きたばこ以外の製品に10%の地方税を課す②たばこ販売許可証を持つ小売店を削減する③電子たばこ(Eシガレット)の販売を許可制とし、販売店舗数の上限を設定する④たばこ販売許可を受けた小売店が支払う免許交付手数料を引き上げる⑤全ての居住用ビルは喫煙方針を定め、既存の賃借人および賃借希望者に同方針を開示するよう義務付ける⑥部屋数が10戸未満の集合住宅において共有スペースでのたばことEシガレットの喫煙を禁止する⑦薬局でのたばこ製品の販売を禁止する。
デブラシオ市長は、「新しい条例は市の喫煙者の数を削減するだけでなく、命を救う」と述べた。

ブルックリン区のキングスカウンティー病院で28日、条例案に署名するデブラシオ市長(photo: Michael Appleton/Mayoral Photography Office)
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