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【22日付ニューズデイ】セントラルパークで22日、ニューヨーク市立大学の1つ、ジョン・ジェイ・カレッジの学生たちが法医学の実習として犯罪現場の模擬科学捜査に当たった。
「実際の犯罪現場がどんなものかを教えたい」と説明するのは、アンジェリーク・コーサルス准教授。学生が到着する前に頭蓋骨などの人骨を埋め、ウジ虫まで付ける凝りようだ。さらに双眼鏡やハンマーなどの遺留物も現場に置いた。「散歩途中でイヌが人間のすねの骨を発見し、警察に通報。頭蓋骨は陥没しており、犯罪にこのハンマーが使用された」という設定だ。「15年前に行方不明になったバードウォッチャーのものではないかとみられる」とのヒントも与えられた。
学生たちは白い防護服に保護眼鏡、マスクといった格好で、現場の捜査に集中した。学生の1人、ジェシカ・ビンセンティさん(29)は「子どもころからの夢が叶った」と興奮気味に話した。
この実習はニューヨーク市公園局から特別に許可を取り、2014年に開始。以来、年に2回行っている。人だかりができるかと思いきや、同准教授によると「せいぜい旅行者が関心を示す程度。ニューヨーカーは、『後で新聞を見ればいい』といった態度」だという。

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