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【11日付ニューヨークポスト】ニューヨーク州は、州をまたいだたばこの密輸が全米で最も多く、ニューヨーカーは知らない間に闇たばこを買っている可能性があることが、税金に関するシンクタンク、タックスファンデーションの調査報告書から分かった。
2010年から15年の間に発行されたたばこ税の証明シールの数および販売数を調査し、消費されたたばこの数を比較したところ、州内で販売されているたばこの56.8%が密輸品だった。
州のたばこ税は1箱当たり4ドル35セント(約490円)で、ニューヨーク市内ではこれに1ドル50セント(約170円)が追加されている。同報告書によると、15年に州は16億3000万ドル(約1850億円)、市は7億4000万ドル(約840億円)もの税収を失ったという。同報告書は、密輸が急増した原因は06年に税率が190%引き上げられたためとしている。
同シンクタンクのディレクター、スコット・ドレンカードさんは、「闇たばこが全米の中でニューヨークが一番多いのは、全米で税金が最も高いから」と説明。また同報告書は、「州によってたばこの税率に違いがあるため、密輸がはびこり、犯罪組織が密輸で潤っている」と指摘している。

Lindsay Fox/ecigarettereviewed.com
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