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【3日付amニューヨーク】ニューヨーク市警察(NYPD)は最新の犯罪統計を発表、2017年の市での殺人事件の発生件数が戦後最低だったことが1日までに明らかになった。
同年の殺人事件数は16年から45件減少の290件で、発砲事件数は16年と比べ198件減少の790件と過去最低を記録した。また市内に77カ所あるNYPDの分署のうち11の分署で殺人が報告されなかった。殺人が最も多く報告されたのはブルックリン区イーストフラットブッシュを管轄する第67分署で、17件だった。
ジェームズ・オニールNYPD本部長は犯罪の減少について、「凶悪犯と銃、ギャングに対する取り締まりを強化した成果。50の分署で、地域と警察の関係強化を目指した活発な警備活動のおかげ」と話し、2018年も同活動を市内全域で推し進める考えを明らかにした。
市内での性的暴行や強盗、車などの重窃盗などを含む重犯罪は、1994年の犯罪情報の収集と解析コンピューターシステムの「コンプスタット」導入以降減少し続けており、2017年の重犯罪は16年に比べ5.6%減少していた。
一方で同年の性的暴行事件の発生件数は16年に比べ0.3%増加の1446件だった。市で殺人事件数が一番多かったのは1990年で、2245件だった。
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