運転手刺しタクシー窃盗 無賃乗車の男、ブロンクスで

 【18日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市警察(NYPD)は18日、ブロンクス区でタクシーの無賃乗車をした上、運転手をナイフで襲った男が逃走中だと発表した。
 タクシー運転手のマーコス・ラモン・リベラ=ぺラルタさん(67)は17日午前6時40分ごろ、同区クロトナパークに近いジェファーソンプレイスとボストンロード辺りで男を乗せた。約3マイル(約4.8キロメートル)離れたモットヘブンの134丁目とリンカーンアベニューで保護観察官に会うと説明していた男は、車が目的地に着くと「タクシー代を持ってきてもらう」と誰かに電話をかけるふりをしたが、大きなナイフを取り出し、リベラ=ぺラルタさんを刺した。リベラ=ぺラルタさんはタクシーを残し、約3マイル(約400メートル)離れたNYPD第40分署に駆け込み、リンカーン病院で手当てを受け5針縫った。
 男はリベラ=ぺラルタさんのタクシーを奪い、ウィリスアベニュー橋を渡り、イーストハーレム124丁目の2と3番街の間にタクシーを乗り捨てた。男は30代とみられ、NYPDは、車内に残されたナイフから指紋やDNAの検出、また監視カメラの映像分析を急いでいる。

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