写真勝手に使われ、名誉毀損 HIVキャンペーンのモデル

 【16日付ニューヨークポスト】ニューヨーク州の上訴裁判所が16日、自分の顔写真を知らない間にHIVの人権擁護キャンペーンに使われたモデルが州の人権局(DHR)を相手取り、名誉毀損で訴訟できることを認める判断を下した。
 モデルは、ブルックリン区在住のアブリル・ノーランさん。DHRが2013年に作成したポスター、「私はHIVポジティブ(感染者)です。私には人権があります」に顔写真が使われたことを事後に知らされたノーランさんは、「私はHIV感染者ではなく、いまだにHIV感染者は社会の大多数から嫌悪されている」として、同年DHRを名誉毀損で提訴。精神的苦痛を受けたとして150万ドル(約1億7000万円)の損害賠償を請求していた。15年には請求裁判所が訴訟の権利があるとの判断を下したが、DHRが控訴していた。
 上訴裁判所のアンジェラ・マザレリ裁判官は、「HIVやその他の病気を『嫌悪されている』と認めるわけではない」としながらも、「HIV感染者に汚名だと感じる必要はないとDHRが強調しているのは、汚名を着せられている現状を認めている証拠」と説明している。
 写真はノーランさんの友人が撮影したもので、友人がこれを無断で写真・画像代理店に販売していた。

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