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【14日付CBSニューヨーク】1980年代から2000年代初頭生まれの「ミレニアル世代」の間で、婚約指輪の代わりに左手の薬指に宝石のピアスを付ける「婚約ピアス」が流行している。
マンハッタン区ウエストビレッジでピアス店を経営するサム・アバスさんによると、婚約ピアスの利用客は年々増加している。作業は比較的簡単だ。左手薬指の付け根付近を消毒、皮膚の一部に小さな穴を開け土台を埋め込み、チタンや金の留め具を付けたダイヤモンドなどの宝石を付ける。10分程度で終了し、費用は100ドル程度。宝石は別料金だ。
「ピアスだから、多少痛みを伴うはず。経験豊かなアーティストが衛生に注意しながら行う」とアバスさん。指のピアスは毎日2、3回の消毒が必要だが、それでも「『素敵だ』と賞賛を受けることから、需要は増えるだろう」とアバスさんは予想する。
一方で、皮膚科医のモニカ・ハーレムさんは「指に穴を開けるのは手術するのと同じ。腱などを損傷する可能性もあり、危険」と指摘。施術後、傷が完治するまでに20週間かかる場合もあり、土台を取り外すことは可能だが、埋め込むとき以上に痛いという。婚約ピアスをする際は慎重に考える必要がありそうだ。

指に付けられたピアス。アバスさんの店の公式ホームページより
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