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【20日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市児童福祉局(ACS)はこのほど、わいせつ目的の人身売買の被害者やギャング組織の元構成員を対象に、入れ墨を無料で消すプログラムを始めた。
ACSによると、人身売買被害者の中には、売春目的で奴隷化され、顔に売春あっせん人の名前や「くたばれ」「金払え」「ATM(現金自動支払機)」などの入れ墨を強要されることがある。ギャング組織でも、構成員に連帯感を植え付けるため強制的に入れ墨をするという。
同プログラムを始めたのは、子ども人身売買防止課のディレクター、セリーナ・ヒギンスさん。保護した少女の顔に売春あっせん人の名前が入れ墨されているのを見たのがきっかけだという。「心が痛んだ。何かしなければと思った」と振り返る。通常1万ドルほどする入れ墨除去施術を無償で行う皮膚科医を3人見つけ、プログラム実現に至ったという。ヒギンズさんは「入れ墨が心の傷になっている。それを消せば心の傷も少しは癒えるのでは」と話した。
ACSは、就職などのために入れ墨を消したいと希望する若者の申し込みも受け付けている。無料の入れ墨除去施術を1000件以上手掛けてきた皮膚科医は「たった20秒から30秒で人生が変わる」と利用を呼び掛けている。
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