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【21日付ニューヨークタイムズ】ホワイトハウスは21日、第2次世界対戦中にユダヤ人強制収容所で看守を務めたヤキフ・パリー氏(95)=クイーンズ区ジャクソンハイツ在住=を強制送還処分にしたと発表した。ドイツが受け入れに合意したという。大戦終結から73年が経ち、パリー氏は米国在住の「最後のナチ戦犯」とされる。
パリー氏はポーランド(現ウクライナ)出身。ナチスドイツ占領下のポーランドでナチ親衛隊に所属、ユダヤ人6000人以上が射殺されたトラウニキ強制収容所で看守を務めた。1949年、履歴を偽り取得した査証で米国に入国、ニューヨーク市に暮らし、57年に市民権を取得していた。米司法省の特別捜査班が93年に身元を確認。2003年、履歴詐称などを理由に市民権を剥奪されていた。04年、連邦移民判事が国外退去を命じたが、ポーランド、ウクライナ、ドイツのいずれもが受け入れを拒否していた。
ホワイトハウスのサラ・ハックビー報道官は声明文の中で、「米国は、ナチスの犯罪に加担した者、他の人権侵害を犯した者に対して容赦しない。彼らは米国に安住の地を見いだすことはない」と述べた。
米司法省が2005年以降に強制送還を命じたナチ戦犯は11人。うち1人はドイツに送還されたが残り9人は米国で死亡している。

ヤキフ・パリー氏が1949年に取得した査証の写真
(写真提供:米司法省)
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