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【19日付カーブドニューヨーク】ニューヨーク市内の建設にかける支出は今年、過去最高の615億ドル(約6兆9341億円)に達する見込みであることが、市の建築支援団体、ニューヨークビル評議会(NYBC)がこのほど発表した報告書により明らかになった。大部分が市で現在進行中のオフィスやホテル、娯楽施設、組織的な開発など、非居住用の建物によるものだという。
昨年の市の建設支出は493億ドル(約5兆5300億円)で、今年は昨年比25%増となる見込み。オフィスやホテルなどの非居住用建物の建設支出は昨年の235億ドル(約2兆6508億円)から、今年は390億ドル(約4兆4000億円)まで膨らむ見通しだ。
非居住用建物は今年、新たに3900万平方フィート(約360万平方メートル)が建設され過去最大規模に拡大。来年は3040万平方フィート、20年には2340万平方フィートの増加が見込まれている。建築関連の雇用は7年間連続で増えており、2年連続で15万人を超えた。
居住用建物への建設支出も、年内に昨年の132億ドル(約1兆4800億円)を上回る140億ドル(約1兆5800億円)に達することが見込まれている。
NYBCの最高経営責任者(CEO)、カルロ・シズラ氏は「建築ラッシュは、雇用の増大とニューヨーク州全体の経済強化に等しい」と歓迎した。
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