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【1日付amニューヨーク】ブルックリン区コニーアイランドで、約1000戸の入居戸数を備える大規模な低価格住宅の建設計画が進んでいる。不動産開発業者が1日、骨子を発表した。全3段階に分けて行われ、第1段階は2021年に完工予定。
建設予定地は、MCUパークから約1ブロック離れたサーフ街西19丁目。第1段階では2億5390万ドル(約287億3640万円)をかけ、7階建ての土台となる建物の上に16階建ての建物2棟を設ける。ホームレスや低所得層を入居対象とした446戸の低価格住宅を備える他、ニューヨーク市人事局の事務所も構える予定。8階には海岸が眺められるルーフデッキを2カ所に設ける。
海岸からわずか2ブロックに位置するため、海面上昇や洪水への対策も施した。全ての棟に洪水防護柵を設置。居住スペースと機械設備は全て2階以上に設計。1階部分に設置される小売店も洪水時に水が流れ込みにくい設計になっている。
コニーアイランド地区の4人家族の年収の中央値は6万2580ドル(約700万円)。同地区選出のマーク・トレイガー市議会議員(民主)によると、新設される住宅の312戸を中央値の6割以下の年収の家族に割り当てる。「手頃な住宅はコニーアイランドの住民が直面してきた最大の課題。この計画は重要な一歩となる」と話した。

住宅のイメージ図。市住宅保存局(HPD)のツイッター(@NYCHousing)より
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