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【28日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市のスコット・ストリンガー会計監査官がこのほど発表した報告書によると、市教育局の職員が2017年、校内で行うべき会議を高級ホテルで行うなどして、出張費など2000万ドル(22億6800万円)以上を浪費していたことが分かった。
同局の職員は、出張費についての事前許可の取得や領収書などの証拠書類の提出の他、会議やイベントの場所は、まず市内に1800ある学校関係会場の中から探すよう、規定により義務付けられている。
しかし報告書によると、同年の出張費の93%が同規定に違反。会議場として学校関係会場に指定されていないブルックリン区のマリオットホテルを利用し1万1913ドル(約135万円)、ウエストチェスター郡の高級ホテルを利用し1万2883ドル(約146万円)などが支払われ、同年の会議場利用代だけで総額23万3167ドル(約2646万円)に上った。他にも、テネシー州ナッシュビルに出張した職員はリゾートホテルに宿泊、説明書類なしでの経費申請で出張費として2821ドル(約32万円)が支払われていたことも判明した。
教育局は報告書の内容のほとんどを事実と承認。今後は、領収書の監視を電子化するなどして、経費を厳格に管理していくとしている。
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