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【6日付ウォール・ストリート・ジャーナル】ビック・アップル・サーカスは6日、目や耳が不自由な子どもたち向けの恒例のショー、「サーカス・オブ・ザ・センシズ」をマンハッタン区リンカーンセンターで上演した。
目の不自由な子どもたちにはヘッドフォンを提供し、舞台で何が起きているかを言葉で説明。耳の不自由な子どもたちには、手話で語り掛ける。ショーの後にはピエロの鼻に触ったり、サーカス芸を試したりできる機会もあった。鑑賞したニュージャージー州サウスプレーンフィールドのアディシン・サッファちゃん(4)は「はしごに登った」とはしゃぎ、母親のアムナタさんは「素晴らしい」と喜んだ。
この日、児童・生徒30人を引率してきたのはブロンクス区のニューヨーク特別教育学校の教諭、ジャッキー・ベッカーさん。約20年間、子どもにこのショーを鑑賞させてきたという。ベッカーさんはショーについて「言葉の持つ意味を生き生きと体得できる」と絶賛する。
同サーカスは1977年の創立時からこの「特別ショー」を開催してきた。経営不振で昨年、別のオーナーに売却された際も「なくてはならないショー」として継続が決まったという。
この日、案内役を務めたのは、目が不自由なブライアン・ベラスケスさん(27)。自身も幼いころ、このショーに通ったという。「ここに来ると、誰もが僕のことを受け入れてくれる」と顔をほころばせた。

ビッグ・アップル・サーカスの
公式ホームページより
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