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【7日付ウォール・ストリート・ジャーナル】マンハッタン区グランドセントラル駅に隣接するホテル、グランドハイアットを解体し、複合施設を建設する計画が浮上している。現在のホテルの営業は2020年まで続けるという。
同区の不動産開発業者TFコーナーストーンおよび投資会社MSDパートナーズは、同ホテルを購入し解体した後、約200万平方フィート(約18万5800平方メートル)の敷地に、オフィスや小売店、規模を縮小した同ホテルを建設することで合意した。ただし最終合意には至っておらず、開発を進めるにはニューヨーク州およびニューヨーク市の認可が必要となる。
同ホテルは現在、客室1298室と従業員925人を抱え、6万平方フィートの会議室および宴会場を備える。新たな施設は500室に1万平方メートル(約929平方メートル)の会議場を備える予定。
同計画は、ニューヨーク市が新たなオフィスビルの建設を促進するために17年にミッドタウンイーストで土地利用目的の条件付けの再編(リゾーニング)を行ってから、4件目の大規模な高層ビル開発となる。
26階建の同ホテルは1919年建造。70年代後半にトランプ大統領が改築したが、数年前に手を引いた。トランプ氏が同区で行った最初の大規模な開発となった。2077年に満期を迎える100年間の土地賃貸契約を結んでいるが、両社は同契約を引き継ぐ予定だという。

グランド・ハイアット・ホテル
(photo: Yuriko Anzai / 本紙)
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