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ニューヨーク市内から女性専用のアパートが消えつつある。ニューヨークポストによると、1920年代、マンハッタン区内に数十件存在したという女性専用のホテルやアパートは、現在9カ所を残すのみだという。
マンハッタン区34丁目にある、開業1923年のウェブスターアパートメンツもその1つ。全部で376室あり、食事が1日2回、シーツの交換が1週間につき1回付いて、家賃は月1430ドル(約16万円)。マンハッタン区の家賃相場と比べてずいぶんと安いが、入居にはいくつか条件があり、男性を部屋に招待するのはもちろん「ご法度」だ。
歴史家のニナ・ハークレイダーさんが同紙に語ったところによると、女性専用アパートは、19世紀末に始まった女性の社会進出を契機に増加したという。ハークレイダーさんの調査によると、市内では1899年までに約6万人から7万人の女性が自活。一人暮らしの女性の「品行」を心配する世論に後押しされてできたのが女性専用アパートで、「規律で縛り、良き妻になるようしつけることが目的」だったとハークレイダーさんは指摘する。ところが20世紀に入り、女性も高等教育を受けるようになると状況は一変。規律を嫌う女性が増え、時勢に合わなくなった同アパートは地価高騰に伴い次々と売却されコンドミニアムなどに変わっていったという。

ウェブスターアパートメンツの公式ホームページより
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